感動と異常。

私事で申し訳ないのですが先日右足をケガしてしまい（現在はほぼ完治しています。）しばらく松葉杖生活でした。通勤も松葉杖で電車乗っていたのですが、席を譲ってくれる方が非常に多いのに驚きました。また、終電で帰って来た時に駅から家まで松葉杖でぴょこぴょこ歩いて？いたら「よかったら荷物持ちましょうか？」と女性に声をかけて頂ける等、人の優しさに触れられる出来事がたくさんありました。「現代人は自分に関係無い事には無関心で冷たい。」等と言われていますが、全然そんな事は無いと言う事を実感しました。ここまでがタイトルの「感動」なワケです。こっから先は「異常」になるのですが、まぁみなさん大体想像は付くと思います。実はケガはかなりヒドく、当日に手術した医者に「入院した方がいいかも？」と言われるレベルだったのですが、入院はしませんでした。もちろん理由は愛車を週１回動かすため。ケガしたのが右足の膝だったのですが、まったく膝を曲げる事が出来ませんでした。しかもちょっとでも膝に力がかかると激痛が走ります。そんな状態なのに迎えに来てくれた友達に私が最初に言った言葉は「ガレージに連れてってくれ。」でした。友達はケガの状態を知っているので「お前は確実に入院した方が良い。そして膝じゃなくて頭を診てもらえ。あと精神科の先生にも診てもらえ。」と言う暖かい友達想いな言葉を頂きました。そんな友達想いな言葉もスルーしてガレージに到着。愛車に乗って走り出そうとするワケですが、乗るだけでかなり大騒ぎです。何しろ右足が曲がらないので足を真っ直ぐにしたまま乗り込むと言う離れ技を駆使してやっと乗り込みました。そして走り出したらまた大変です。膝が動かせないから足首だけのアクセルワークとなります。普段は適度な重さが心地よい愛車のアクセルも、こう言う時は試練以外の何者でもありません。乗るたびに足首が吊りそうになっていました。結局、痛みが取れて多少膝が曲がるようになるまでは毎回痛みに叫びながら愛車を動かしていました。そんな私を見た友達は「お前は本当に異常だ。異常なまでの車バカ。車が好きとかそんなレベルじゃなくて、既にお前が車だ。つーかポルシェがトランスフォームするとお前になんだろ？３には出演した？」と、私より自分が医者に頭を診てもらった方が良いような事をつぶやいていました。ケガをすると普段は楽しい愛車とのドライブも試練と化しますし、健康の大切さを噛みしめる事が出来ます。みなさんもケガには気を付けて下さい！