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ぴんぽるとの日々です。なるべく更新するようにしてますがたまに更新できない時もあります・・・
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最近空冷ポルシェをお探しの方々から「良く車屋で「もう空冷ポルシェは今が底値です!今を逃すと良い個体は減って行く一方ですし最後のチャンスですよ!」と言われるのですが今後はどの程度値段は上昇する傾向にあるのでしょうか?空冷ポルシェに乗るにはどんな事に気を付ければいいですか?アドバイスをよろしくお願いします。」と言う感じの相談を多々頂きます。みなさん空冷が気になってはいるんだけれどもなかなか踏ん切りがつかず、踏み出せない感じなのでしょうか?個人的な見解から何点か指摘させて頂きましたが、空冷ポルシェは今は底値ではありません。底値と思われたのは水冷となったポルシェ・911カレラ(996)がデビューした1998年までです。それ以降はずっと上昇傾向ですので今は全然底値ではありません。今後の傾向ですが、値段が上がる事はあっても下がる事はまず無いと思われます。ポルシェ自体の狙っているユーザー層が昔とはかなり変わって来ているので空冷時代に魅力を感じる方が今後のポルシェに魅力を感じるのはちょっと難しいかもしれません。「今が空冷ポルシェを買うラストチャンス!」等と言う謳い文句も見ますがとんでもない話です。「旧型モデルだし、それなりにお買い得感あるかな?」と言えるような価格で買えるラストチャンスなんてとっくに終わっています。今から急いでも充分遅いです。しかも、現在の相場はメチャクチャです。「この程度でこの値段!?」と驚くような個体が多々あります。この年式だと走行距離での程度の判別なんてまったく意味がありませんし、きちんとメンテナンス履歴が残っていたとしてもそのメンテナンスを受けていたショップが空冷ポルシェをきちんと理解していなければまったく意味がありません。当ホームページをご覧頂いて「空冷ポルシェはきちんと乗れば壊れないんだ!」と感じて頂いた方に1つ申し上げたい事があります。確かに当方の愛車であるぴんぽるはほとんどトラブルはありませんが、これはきちんした空冷ポルシェに相応しいメンテナンスをして、機関維持のためにある程度走行しているからです。私が手に入れたのが2002年で製造年が1992年すので、私のところに来た時点で既に製造から10年が経過していた事になります。その時点で程度が良かったのもありますが、私が乗ってから11年間、きちんとしたメンテナンスを施し、定期的にまとめて20~40kmは走行、そしてその走行中はエンジン等の隅々まできちんとオイルが回るように適度にフルブーストかけたり高回転まで回し、走行する日以外も定期的にエンジン始動してアイドリング。と言うスケジュールを守り続けたからこそ、この程度を保っていられるのです。どんなに忙しい時でも、例え片道2時間の場所にいてもスケジュールの日だったらぴんぽるのためだけに2時間かけて走らせに行ったりもしました。ここまできちんとメンテナンスをしてするべき事をしていればポルシェは呆れるくらいに頑丈です。23年前に製造された車でありながら、シチュエーションによっては現代の車に迫る動力性能を持ち、何より独特の味と楽しさをいつでも味あわせてくれます。このようにポルシェを楽しむにはやはり購入する個体の状態ときちんと理解して維持するかが非常に重要です。これから購入を考えてらっしゃる方は良くポルシェを理解しているショップで購入するか、ポルシェに詳しい方と一緒に現車確認をし、アドバイスを受けながら購入する事をオススメします。そして、必ずアドバイスさせて頂くのが「安くなって来たしちょっと乗ってみたいな・・・」と言う程度の気持ちで手を出すのは絶対にオススメしないと言う事です。まず「安くなって来たし・・・」と感じている時点で昔よりも金額的に安いモノを検討されているケースが多いです。相場は昔よりも上がっているのに安く感じる値段とはどう言う事でしょう?答えは簡単で「安いなりの理由があるから。」です。「後からお金かけて直すからベース車両として欲しい!」と言うのであれば安い個体でも良い場合もありますが、そのまま乗りたいのであれば、まず失望します。そして1年も経たないうちに手放し「ポルシェはすぐ壊れるし全然楽しい車じゃなかった。」と言うイヤな記憶を残すのみとなるパターンです。もし安い空冷911をビクビクしながら乗るくらいなら、私は適正価格まで資金を貯める事をオススメします。もし胸を張って心から「自分はポルシェが好きなのであって、911が特に好きと言うワケではない。」と言えるくらいのポルシェファンの方であれば、914や928、968をオススメします。ポルシェと言うと911シリーズがどうしても筆頭に来ますが、スポーツカーと言う観点から見れば914や928、968は911と比べてもまったく見劣りしないポテンシャルを持っています。乗ってみればやはりポルシェが造ったスポーツカーである事が実感出来ると思います。現代はインターネットのおかげで非常にたくさんの情報が手に入るようになりました。昔ではごく僅かな方しか知らなかった特殊な車の情報も昔とは比較にならないくらい簡単に手に入ります。しかし、そのたくさんの情報の中にはたくさんの間違った情報も含まれている事を忘れてはいけません。何が真実なのか?自分の求めているカーライフはどのようなモノで、それを実現するにはどうすれば良いのか?間違った情報に惑わされず、真実を見極めて頂ければと思います。

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指摘
最近964を買いました。本ブログで少し気になったもので。「今が底値です」というのはバブルの頃の株や土地の営業さんがよく使われた言葉ですが、それは今までで「最安値」という意味ではなく、今後下がる事はないので、買うのであれば今が「底値」なのです。964を買う時に、本ブログと同様、今後下がる事は無いと思いましたので、「今が底値だ」と思い決断しました。些細な所への指摘でした。
964 2015/06/17(Wed)11:47:21 編集
すみません
さきほどコメントした者です。すみません。気になって調べてみましたが、「今が底値です」は、先ほどのコメントのような使い方はあまりされていなかったと思われます。たまたま私が聞いただけかと。。。すみませんでした。。いつも楽しく拝見しております。
964 2015/06/17(Wed)12:17:43 編集
964さん
貴重なご意見ありがとうございます!当方のホームページはかなり肩の力を抜いた内容となっております。管理者自体がそこまで言葉や文法等には拘らず「ニュアンス的なモノが伝わればいいや!」と言うスタンスで運営しておりますので誤字、脱字、用途の間違い等は目をつぶって頂けると幸いです。
ぴんぽる URL 2015/06/21(Sun)14:13:20 編集
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プロフィール
HN:
ぴんぽる
性別:
男性
職業:
色々です。
趣味:
車、バイク、楽しい事。
自己紹介:
1992年式のポルシェ・911ターボ(964)との毎日をご紹介します。詳しい維持費や仕様、バイク等の話題はホームページの方に掲載しておりますので合わせてご覧下さい。みんカラもやってますのでよかったらリンクからどうぞ!
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