ちょっと羨ましいです。

先日友達から「ポルシェ・９６８と日産・フェアレディＺ（Ｚ３３）のどちらかが欲しいのだけどどっちが良いか解らない。」と言う相談を受けました。一言で言ってしまうと「自分の好きな方を選べば確実に満足が行く買い物が出来る。」と言う答えになってしまうのですが、それではちょっと話が終わってしまうのでちょっとこの２台について考えてみました。まず最初に「両車が販売された時代が違う。」と言う事を考慮する必要があると思います。同じようにスポーツカーとして生まれていて、駆動方式も同じＦＲではありますが、９６８は１９９１年にデビューしているのに対してＺは２００２年にデビューしています。と言う事は、両車には１１年の隔たりがあります。常に最新の技術を取り込む車業界において１１年の壁は非常に厚いものです。もちろん車の味的な要素であったり走りの質だったり、昔の方が自分の好みに合う事も少なくありません。しかし同じ中古車でも１１年の差がある事を考えて選ばないといけないと思います。９６８はＺよりも１１年前先にデビューしてる分維持費もＺよりは余分にかかるでしょうし、同じように雑誌で絶賛されていても１１年前のレベルと今のレベルでは全然差があるでしょう。残念な事に私は両車ともそこまで乗った事はないので（助手席に乗せてもらった事程度はあります。）何とも言えませんがそこまで単純な比較ではできない選択だと思いました。結局友達には「両方乗ってみて、楽しかったりフィーリングが合う方を買った方がいいと思う。」と言う非常に曖昧なアドバイスしかできませんでした。しかし、こう言った「車を買う前の悩み。」と言うある意味１番楽しい悩みを充分に満喫している友達がちょっと羨ましくもありました。