マフラーの威力。

個人的な意見ですが「どんな車でも快適さを無くせば無くす程、本来の楽しさになる。」と思っています。例えば先日入庫した日産・マーチ（Ｋ１１）ですが、こちらの車両は社外ステアリング、社外マフラー、社外車高調整、セミバケットシート、ワーニングランプ付き追加タコメーター、社外アルミホイール、ニスモ製タワーバーとトータルでライトチューンされた１台となっています。ちなみにＫ１１は、あの野球選手のイチローさんも所有しています。イチローさんの所有しているマーチはチューン内容がとんでもない事になっているので、性能等はまったく別モノですがベースは同じです。仕事等でノーマルのマーチに乗った事は数多くありますが、どの車両も「すべてにおいて一般の人から合格点もらえるように造ってるんだね。」と言いたくなる造りでした。段差のショックを感じさせないために柔らかく設定されたサスペンションは、コーナーに入ると思い切りロールしますし、静かさを重視したマフラーは加速も鈍くて楽しさ等は皆無です。しかし、上記のメニューを施した当方のマーチは、どんなシーンでも乗っているだけで楽しめる１台になっています。今回のマーチに乗って感じたのは、やはりマフラーの音は楽しく走るためにはとても需要なポイントだと言う事です。例えば上記メニューからマフラーだけをノーマルにしたとすると「車高を落として固めているのでコーナーに入っても安定しているし、タワーバーのおかげでフロントの剛性もあってハンドリングも良好なんだけど何か足りない。」となると思います。エンジン回転数の上昇と一緒に甲高く鳴るマフラーは、個人的には重要なパーツのトップ３に入ると思います。また、今回のマーチは１０００ｃｃでノーマルは「遅い！！」と有名なモデルですが、社外マフラーのおかげで中低速のトルク特性も変わっており、かなり低速での鈍さが改善されています。ＭＴ車なので、シフトチェンジさえ間違えなければかなりの速さでワインディング等を楽しめると思います。車を買ったら「とりあえずマフラー、車高調、アルミを交換。」と良く言いましたが、普通の車であればある程この３つだけで感動するくらい変わるのでオススメです。