幸せの違い。

先日、ある方から「最近カプチーノばっかりイジってるみたいだけどポルシェはもう飽きたの？」と聞かれました。とんでもない話です！飽きてたらこれから来る高額な自動車税や車検の資金繰りなんてしません・・・ではなぜカプチーノばかりをイジるのか？それは簡単に言うと「完成度の違い。」です。もちろん新車価格を考えれば当然なのですが、ぴんぽるには私はほぼ現状で満足しています。強いて言うなら「ナビをどこに収めるか？」とか「フルバケットタイプを入れるか？」等軽いモノばかりです。エンジン等の機械的な部分は故障した時にバージョンアップを考える人なので現状はこの程度です。乗ってもまったく不満が無いので何も特にする気にならないのです。それに対してカプチーノはやはり色々改良したいポイントが多いです。先日購入したロールケージもそうですが、事故時の安全性のためにもボディ剛性も上げたいですし、毎日コーナーの多い出勤コースをもっと快適に走るためにもコーナリングを安定させたいです。また、ナビ等の導入も考えたいのでオーディオも変更したいです。確かにカプチーノの改良計画を練るのは非常に楽しいです。しかもどのチューンも金額が安いですし、自分で出来る部分も多々あるのでさらに楽しいのでしょう。しかし、ぴんぽるのように完成されたイジらないで良い状態の愛車を見るのもこれまた楽しいのです。ちなみに引っ越してから１年半経ちますが、帰って来てからぴんぽるを眺めて満足してから部屋に入ると言う流れは変わっていません。イジる幸せとイジらない幸せ。どちらが良いとは一概には言えないでしょうが、両方楽しめる今の環境にある意味感謝したいと思います！

いきなり大問題発生！

さて、現代のレベルに適応させるために若干のチューンが決定したセカンドカーのスズキ・カプチーノですが、第１発目から大問題が発生しました。とりあえず、乗員保護及びボディ強化のためロールケージを入れる事になったのですが、このロールケージが問題でした。昨日の夜、ロールケージを眺めながら「これを搭載したらどれだけボディ剛性上がるんだろう？」とワクワクしていたのですが、ある事に気が付きました。それは「フロントはダッシュボード貫通するから乗降性は変わらないけど、リアはロールケージの直径分狭くなる。」と言う致命的な問題でした。なぜ致命的かと言うと私は身長が１８０ｃｍと無駄にデカいのでシートを１番後ろにして、シートを１番倒した状態でギリギリ乗っている状態です。この状態からロールケージのパイプの直径分を差し引かれたら運転自体が厳しくなります。試しにロールケージを仮組みのように車体に合わせた状態で乗ってみましたが、やはり窮屈で仕方ありません！取付けを担当してくれる業者と相談しましたが、ローポジションのシートレールとフルバケットシートにして対応するしかないとの事。この時点で既に予定外の出費決定です。しかも、カプチーノは狭いのでノーマルの状態でも使えるシートは非常に少ないのです。その上、ロールケージを組んだ車両となるとさらに選択肢は限られます。オークション等で手軽に見つかる話でもなさそうなので結構高く付きそうです・・・もしロールケージ搭載している車両に使えるシートをご存知の方がいらっしゃたら教えて頂けると非常に嬉しいのでよろしくお願いします！

はじめの一歩。

ちなみにデンプシーロールの使い手の事ではありません。まぁ写真を見て頂ければご理解頂けるとは思いますが、坂道を転がり落ちる第一歩と言う事です。ちなみにこちらはもちろん？スズキ・カプチーノ様のロールケージです。先日のご報告の通り、いつの間にか色々お買い物をしてしまっています・・・ちなみにこちらは「造りが良いと言っても１９９０年代の古い車だし、衝突時や横転時！？の安全性を考えるとやはり必要だ！！」と言う大義名分を盾にかざして手に入れたシロモノです。しかもこんな時にも妙な拘りを発揮して、ダッシュボード貫通式をチョイスしました。ちなみにカプチーノの貫通式ロールケージはとんでもなく数が少なくてなかなか苦労しました。しかも貫通式なので取付け工賃も普通より高いと言うイヤなオマケ付きです！そこに取付け方法を溶接にしたのでさらに工賃アップ！！一体私は何がしたいんでしょう？「セカンドカーはお安く慎ましく。」の約束は一体どこへ行ってしまったのでしょうか？しかしついに「やっちまった！」と言う感じですね・・・次はどうなるのか？と言うか次をどうやって防ぐかを考えなければなりません・・・

転がりだした坂道。

自分を知ると言う事は非常に大切な事だと思います。最近、自分を知っているからこそ色々悩んでいました。その悩みは「カプチーノを最適化するか？」と言うある意味非常に恐ろしいテーマです。基本的に私は壊れた部分を直すついでにバージョンアップさせるのですが、カプチーノはそれ以外にも手を入れるべき部分が大過ぎます。ボディも事故した時を考えると確実に補強した方が良いでしょうし、シートも限界が近いです。ショックもいい加減交換ですし、これ以外にもやるべき事は結構あると思われます。ぴんぽるは逆にある意味どこも手を入れなくても大丈夫な状態ですし、金額的にも特に今は何かをする気にもなりません。しかし、カプチーノに手を入れ始めたら私の事だから確実に色々やってしまいます。しかもぴんぽるにまでこの勢いが飛火する可能性もあります。そうなると金銭的に大ダメージは必須なので、今回は見送ろうと思っていました。しかし、先日スタッドレスから通常タイヤに戻す作業を自分でやったのが起爆剤になってしまったのか、それ以降ヤフーオークション等に入札してしまってる自分がいます・・・既に手遅れっぽいですがなるべく金銭的ダメージが少ない事を祈ります・・・

突如襲った快感。

最近忙し過ぎてぴんぽるに乗る事がほとんど出来ませんでした。もちろん機関維持のために数日おきにエンジン始動及び走行はしていたのですが、本当に機関維持のためだけに毎回同じコースを同じ場所で高回転まで回して、同じ場所で回転数を落とし、クーリングして終了と言う感じでした。しかし、先日やっと少し落ち着いて乗る事が出来たので自宅近くのワインディングを走ったら、目が覚めるような快感に襲われました。エンジンやタービンの回る音、ステアリングやシートから伝わる振動と言ったすべてが気持ち良過ぎて感動しました！所有してから１１年以上経過しますが、納車後１ヶ月くらいの期間と同じくらいに楽しかったです。なぜこのような現象が起こったのか？私の勝手な考えですが、かなり長い期間楽しむためではなく、機関維持のためだけにまったく同じコースを同じ乗り方で乗っていたので体がその状態に慣れてしまい、久し振りに違う乗り方したので快感を感じたのではないでしょうか？理由はどうでも良いのですが、今回改めて感じたのは「私はこの車が好きだから所有し続けている。」と言う事でした。正直、ここ数週間は忙しさからぴんぽるの事を考える余裕はあまりありませんでした。もちろん手放す事等は考えませんでしたが、あるのが当たり前で機関維持のために本当に乗るだけになっていたように思えます。しかし、こうしてきちんと車と対話するつもりで乗ってみると改めて自分の愛車の魅力や楽しさを味わえると言う事に気が付きました。「かまえて乗る。」と言うよりも「味わうために乗る。」と言った方が解りやすいかもしれません。もし「最近自分の愛車から刺激を感じない。」、「手放そうとは思わないんだけど何か最近マンネリ化して来ている。」等と感じる方はぜひきちんと時間を取って、改めて乗ってみてはいかがでしょうか？