マツダのレース。

ここ数年レース関係では暗い話題が多かったですが、各メーカー決してレースに後ろ向きになっていたワケではありません。先日、マツダがデイトナ２４時間レースに参戦した時の映像を公開したそうです。個人的にはマツダのレースと聞くとマツダ・７８７Ｂのイメージがあります。「７８７Ｂって何？」と言う方のために簡単に説明しましょう。７８７Ｂは４ローターのロータリーエンジンを搭載した１９９１年のル・マン２４時間レースにおいて総合優勝を果たしたマシンです。日本メーカーにとって初の、そして日本車メーカーとして唯一の総合優勝であるほか、ロータリーエンジン車として初、レシプロエンジン以外でも初の総合優勝であり、まさに快挙と呼ぶにふさわしい成績を残しました。なお、あまり知られていませんが、カーボンブレーキ装着車として初めてル・マンを制した車種で、トランスミッションは、ポルシェ・９６２Ｃの５速ＭＴを上下逆にして装着し使用していたそうです。ちなみに今回デイトナ２４時間レースに参戦していたのはマツダ・アテンザ（アメリカ名はＭＡＺＤＡ６。）です。


今回マツダが参戦したのは、環境に配慮したグランダムＧＸクラスというハイブリッドやディーゼルなどの次世代パワートレインで参戦できるカテゴリー。ディーゼルエンジンでのデイトナ２４時間レースへの参戦は史上初だそうです。さすがのマツダも初参戦ですので自慢のスカイアクティブエンジンもトラブルに見舞われ、参戦した３台全車がリタイヤと言う結果になりましたが、北米マツダのモータースポーツディレクターのジョン・ドーナン氏は「モーターレーシングは常にチャレンジです。今回のレースでは多くの経験を積むことができ、データも収集できました。チームは４００時間を超えるエンジンベンチテストを実施しましたが、サーキット走行テストはまだほんの数時間に過ぎませんでした。時間が限られており、チームにとってはそれが足かせとなったことは否めません。本来ならシーズン途中から導入すべきだったかもしれませんが、マツダは常に容易な道を選ばないのです。次戦に向けてさらなる本日から行動を起こします。」と言うコメントを残しています。確かに色々不利な材料の多いロータリーエンジンでル・マンを制覇するのは容易な道ではなかったでしょう。しかしその容易でない道を乗り越えたマツダのコメントですのでこれは期待出来ます。そう遠くない未来にクリーンディーゼルエンジンでレースを制覇するマツダの姿を見れる事を楽しみに待ちたいと思います。

スーパーカーでオフロード？

「スーパーカーでオフロード。」と聞くとどのような場面を想像するでしょうか？人によっては映画のワンシーン等を想像するようですが、個人的にはやはりＷＲＣのグループＢを思い出します。写真のポルシェ・９５９はグループＢ用に開発され、ホモロげーションを取得するために一般にも限定販売されましたがプレミアが付き過ぎて、１億円オーバーと言う超高価格で取引されていたそうです。しかし、ＷＲＣ用に開発された車がＷＲＣのようなオフロードを走ると言うのはある意味当然だと思いますが、下記動画のように世界には逆と言うかまったく関係ないスーパーカーをオフロードで走らせる方もいらっしゃるようです。


スゴいと言うかもったいないと言うかフェラーリ・エンツォでやる必要があったのかと言うか・・・もう何とも言えない動画です。ボディコーディングやポリマーのお店の方が見たら失神しそうですね。９５９とは逆と言うかラリー用に開発されたワケではまったくないスーパーカーをオフロードで走らせると言うのもなかなか無いような気がします。ちなみに動画を見ていて思いましたが、こう言うオフロード状態ではさすがのエンツォもそこまで速くなさそうな感じがします。動きが普通のＭＲと言う感じでちょっと親しみを感じました。もちろん親しみを感じたところで購入出来るワケではないんですがね・・・

マニアック過ぎるワンオフモデル。

世界には色々な車があります。普通に販売されている車もあれば、顧客が特別に造らせたモノまで本当にたくさんの種類があると思います。その中でもマニアック過ぎて誰も真似しないと思われる１台をご紹介しましょう。上記写真の車ですが、一見スポーティなステーションワゴンに見えますが実はフェラーリ・４５６GTベースのワンオフモデルです。こちらは有名なハサナル・ボルキア氏のカーコレクションの内の１台だそうです。クーペモデルをわざわざ５ドアのステーションワゴンに改造してしまうのですから、よっぽどフェラーリのワゴンが欲しかったのでしょうか？世界にはたくさんのお金持ちの方がいらっしゃってオリジナルのワンオフモデルがたくさん存在しますがこれはかなり異色と言えるでしょう。わざわざフェラーリをワゴンにしようと思う方自体がそこまでいないと思います。ちなみにこう言うお金持ちがワンオフでオーダーしたモデルはほとんど一般の流通経路に出る事はありません。なぜならみなさん売る必要がまったく無いくらいのお金持ちだからです。ちなみにこちらの車のオーナーのハサナル・ボルキア氏はブルネイの国王で資産約２００億ドル！趣味はカーコレクションで所有台数は５０００台！世界の車全部集めても５０００種類に届くでしょうか？１日１台乗っても１０年以上かからないと全部乗れないです。やはりこのレベルのお金持ちは好みも考えも常人とはかけ離れているのでしょうね！

悲しい世の中。

もう去年の話になりますが、中央自動車道の笹子トンネルで非常に痛ましい天井崩落事故がありました。この事故で亡くなった９人の方達のご冥福をお祈りします。なぜ今になってこのような痛ましい事故を思い出したのかと言うと事故以上に痛ましい誹謗中傷がネットに溢れかえっているからです。ご存知の方も多いと思いますが、NHKの記者の方の乗るスバル・インプレッサ（GC８）が崩落して来た天井でダメージを受けながらも何とか生還出来たと言う、このような事故の中では嬉しい出来事に対してヒド過ぎるコメントが数多く寄せられているそうです。あれだけの不幸な大惨事から死を目前にしながらギリギリで生き延びた人間に対して「スピード違反だ。」や「自分だけ助かれば良いのか？」、「HNKのくせに良い車乗ってんな！」等と言う人間はどうなのでしょうか？世の中色々な人間がいるのは事実ですが、このような事を言う人間は人として疑問を持ちます。ネットは匿名で投稿出来るのである意味その人間の本質を垣間見る事が出来ると思いますが、このような事を本気でも冗談でもコメントする方が多数いる事に驚きと悲しみを覚えました。また、今回この事故から生還した車両の写真も見つけましたので安全について改めて考えてみようと思います。


まず上の動画をご覧頂くと解るように左側面がかなりダメージを受けています。落ちて来た天井が当たったのでしょうか？上から押し潰されたようになっています。落ちて来たコンクリート板は１枚約１ｔの重さがあったらしいですがこの重量のコンクリートがかすめたのにタイヤがほとんどズレていないのがスゴいです。やはりインプレッサの高剛性ボディのおかげなのでしょうか？剛性の低い車だとボディが当たった部分を中心にねじれてしまってまともに走れなさそうです。また、天井が落ちて来た時にフルスロットルで走り抜けたそうですが、インプレッサのあの怒涛の加速が結果的に命を救った事になります。こうして考えるとやはり安全な車と言うのは動力性能も非常に重要に思えて来ます。今の自動車業界は安全と言うとエアバッグやブレーキシステムに目が行きがちですがやはり瞬発力も重要なのではないでしょうか？しかしこのインプレッサは初期型との事なのでもう２１年前の車と言う事になります。これだけ古いのにこの剛性を保っていられると言うのはスゴいです。やはりラリーのベースとして設計されているからなのでしょうか？今はエコが重視されている世の中なので軽くてパワーのある燃費のよろしくない車は肩身が狭いですが、いざと言う時の動力性能は安全にとって必要なのでは？と思わせる写真でした。ドライバーの方の生還を心より祝福すると共にこのような事故が金輪際起きないような安全な道路を造ってもらいたいと思います。

２０１３年１月３０日（水）ミーティング。

２０１３年１月３０日（水）に東名高速の上りの海老名ＳＡでミーティングを開催しました。お集まり頂いたみなさん、本当にありがとうございました！また「行きたかったのですが、今の時期は愛車が冬眠中です・・・」や「来月にならないと愛車が戻って来ないので次回参加したいです。」等たくさんのメッセージを頂きありがとうございました。今回も楽しく話が出来てとても嬉しかったです。さて、写真を見て頂けるとご理解頂けるように今回は恐れていた事が現実となってしまいました！数日前から頑張っていたのですが、結局道路まで氷を溶かす事が出来ずにぴんぽるでの参加は不可能となってしまいました。ご参加頂いたOさん、本当に申し訳ありませんでした。しかし、今回のミーティングは偶然にも参加して頂いたOさんもセカンドカーでの参加でセカンドカーミーティングのようになりました。ちなみに今回は海老名SAが工事中だったため非常に待ち合わせ場所のエリアが混雑していて困りました。今回の参加者はOさんだけだったので思う存分色々な話が出来ました！Oさん、貴重なデータやお話をさせて頂き本当にありがとうございました！しかし１月開催のミーティングはトラブルが多いですね・・・以前も首都高速の辰巳PAで開催した時も首都高速が事故で大渋滞したりしていました。やはり年明け最初の月はミーティングには向かないのでしょうか？今後はもっと開催日を熟考しようと思います。参加して頂いたOさん、楽しい時間を本当にありがとうございました！