どっちもどっち？

この１０年間くらいで、かなり多数の自動車メーカーが設立した国以外の国に買収されたり、まったくイメージの違うメーカーと合併したりと、とても色々な動きがありました。そのメーカーのオーナーさんやファンにとっては、「愛車が○○製になってしまったの！？」等と嘆く方も多いかもしれませんが、逆にどことも合併したり買収されていないのに「昔はこんな造りするメーカーじゃなかったのにな・・・」と思う方向へ変わられるのも、また微妙な心境だと思います。ちなみに私の周囲で、合併や買収で１番がっかりされる方が多かったのは、国が変わるケースです。「伝統のあるイギリス車だったのに全然関係無い国のメーカーになってしまった・・・」と言うように、そのメーカーの生い立ちや歴史まで購入材料に入れていた方には結構ショックは大きいようです。上記画像は世界の自動車メーカーの関係図の一部抜粋ですが、ご覧のようにかなり色々なメーカー同士が係っているのが現状です。個人的にはこのような図を見ると、「結局どこのメーカーも色々つながっているんだから、大きく別けたらどこでも一緒と言えるのでは？」と思ってしまいます。もちろん拘りをお持ちだった方には少なからずショックを受けた合併や買収もあるでしょうが、悔やんでもメーカーが元通りになるワケでもないですし、上記のように前向きに切替えて引き続き愛車を楽しんだ方が良いのではないでしょうか？逆に私のように「すべての自動車メーカーの、昔の考えや造りが好きだったな・・・」の一言ですべてを悟り、遠い目をしているくらいの方が色々楽だと思います。