聞くべきモノと必要ないモノ。

人によると思いますが、車を購入する際に色々な方からのアドバイスを集める方がいます。両親や兄弟、会社の上司や仲の良い先輩等、親しい方からのアドバイスをもらって色々考えるのでしょうが、ここで１つ注意が必要になって来ます。特に年上の方からのアドバイスなのですが、「本当にその方のアドバイスはアドバイスになっているのか？」を見極める必要があると思います。「高額な車や古い車を買おうと思っている。」と、上記のような自分の周りの方に相談すると、大半が「止めておいた方が良い。」と言うと思います。「何で止めた方が良いと思うの？」と尋ねると、これまた大半が「大変だから。」と答えると思います。ここで問題なのですがその方の過去の車歴に、自分が相談したような内容の車はあるのでしょうか？例えば自分が「１９９２年生のポルシェ・９１１を買おうと思っている。」と相談したとします。現在は２０１８年ですので２６年前の９１１を買うと言う事になりますが、そのアドバイスをしてくれている方は同じような経験をした事があるのでしょうか？また古い車や趣味性の高い車は個体差が非常に激しいので、ほとんど通常メンテナンスだけで済む固体もあれば、受け取った次の日に数百万円の修理費が発生する固体まで様々です。そのアドバイスをしてくれる方は、そんなにたくさんの「アナタの欲しい車。」に携わった経験があるのでしょうか？重要なのはアドバイスをくれた方は「買おうとしている車のジャンルで本当に先輩なのか？」と言う事です。「若い時から車が大好きで、１８歳で免許を取ってからは給料のすべてを車につぎ込んで来た。」と言う３０歳と、「特に車が好きと言うワケでもないので車にそんな拘りは無い。」と言う４０歳とでは、車に関しては３０歳の方の方が全然先輩になるのです。旧車や輸入車を初めて買おうとしている方は色々不安はあるでしょうが、アドバイスを求める相手が本当に「欲しいと思っている車に関して先輩なのか？」と言う事をきちんと考えて聞く事をオススメします。