魂よりも環境？

久しぶりにモデルチェンジした、フォード・ＧＴの生産が開始されたそうです。エンジンは環境に配慮した３５００ｃｃのＶ型６気筒ツインターボエンジンで、最大馬力は６００馬力以上との事です。私はアメリカ車も好きですが、最近は伝統のＶ８エンジンを搭載したアメリカ車少なくなって来た気がします。トヨタ・プリウスやマツダ・ＲＸ－７、ポルシェ・９１１等の「どう考えたって積まねぇよ！」と言いたくなるような車種にまでＶ８を搭載してしまうアメリカ人が、なぜ今回のＧＴはＶ６にしたのでしょうか？私がアメリカにいた頃は、アメリカ人の友達と車の話をすると、毎回「Ｖ８エンジンはアメリカの魂なんだ！」とアツく語ってくれたのですが、最近のアメリカ人は魂よりも環境重視なのでしょうか？個人的な意見なのですが、本気で環境を気にするのであれば電気自動車がベストだと思います。「何よりも環境の事を優先したいので、航続距離が短かろうとバッテリーがすぐにダメになろうと電気自動車に乗る！」と言うレベルで頑張っている方が環境の事を語るのは良いと思いますが、トヨタの某有名ハイブリッド車で、高速道路の追い越し車線をとんでもない速度で爆走している方は「環境に気を遣っている。」とは言えないと思います。こう言う考え方なので、私はスーパーカーが「環境のために排気量を下げました。」とか「環境のためにハイブリッドシステムを組み込みました。」と発表する事に違和感を感じてしまうのです。ＧＴも上級グレードにＶ８の設定があって、違うグレードでＶ６と言う設定なら何となく解るのですが、Ｖ６だけと言うのはちょっと不思議でした。今度、アメリカ人の友達に会ったら感想を聞いてみようと思います。