限界突破。

先日、あるお客さんから「タイヤの空気が抜けたから、パンクかどうか調べて欲しい。」と依頼があったので見て来たのですが、とんでもない事になっていました。パっと見は「結構減ってるタイヤだなぁ・・・」程度だったのですが、外してみたら上記画像のような状態でした。タイヤが減っているとかいないとかの前に、ワイヤーが完全に露出してしまっています。お客さんが乗った時に違和感を感じ、近くのガソリンスタンドで空気を入れるついてに目視で確認した時はワイヤーが露出している面（しかもワイヤーが露出しているのは見えにくい内側だったのです。）が丁度地面に接していたらしく、まったく気が付かなかったらしいです。空気を入れてしばらく走っても問題なかったそうですが、この状態で高速走行等していたら大惨事になる可能性がありました。タイヤの交換時期は人それぞれですし、私も「それなりに使えるレベルまでは結構ギリギリまで使う。」と言うスタンスですがこれはさすがにヤリ過ぎです。また今回の車はちょっとネガティブキャンバーになっている足回りだったので、タイヤの中心部分はそれなりに山が残っている状態だったので「まだ使えるかな？」と勘違いしてしまったようです。車は走り方や足回りのセッティングによっては、すべての面が均一に減って行くとは限りませんので、チェックする時は内側と外側の両方をきちんと見るようにした方が良いと思います。タイヤは地面と車が唯一接しているパーツですので、定期的に確認してあげる事もメンテナンスだと思います。

車好きなら大体無理。

たまに「練習用にぶつけても気にならない安い車が欲しいので探して下さい。」と言う相談を受けます。確かにドライビングテクニックを磨くために安い練習用の車があればベストですが、この方法は車好きだと意外と思い通りに行かないケースが多いのです。例えば上記画像のような２０００年前半のスズキ・アルト等だったら、ＭＴグレードが総額で２０万円前後で買えたりします。「２０万円だったら安いし、ぶつけても直す必要がないから思いっ切り練習が出来る！」と意気込んで買ってみても、結局は愛着が湧いてしまって普通のセカンドカーになってしまう事が多いのです。最初は「練習だからぶつける気でギリギリまで攻める！」と思って走っていても、乗っているうちに気に入ってしまってぶつけたら結局直してたりするのです。そのため、私は「練習用だから何でも良い！」と言う選び方ではなく、「安いセカンドカー。」と言う視点で選ぶ事をオススメしています。どうせ高い確率で気に入ってしまうのですから、きちんと自身の好みに合った車を選んだ方が良いと思います。個人的な意見ですが、練習するならカート等で練習した方が安全ですし費用的にも良いような気がします。もちろんカートもハマるとフェラーリレベルにお金がかかりますが、それこそ「練習のため！」ときちんと自分を制御すれば安価で良い練習が出来ると思います。関東圏内でもカート場は結構ありますし、レンタルカートを借りても１万円以内で楽しめる（カート場によります。）場所もありますので、「安く練習したい！」と言う方は検討してみる価値はあると思います。ちなみに私は「練習するぞ！」と意気込んでカートを購入しましたが、仕事が忙し過ぎて走れるヒマがまったく出来ず、結局カートを売却する事になりましたので最初のうちはレンタルで様子を見る方が安全かもしれません。

ベスト３に入るムダな時間。

本当にどうでも良い事なのですが、私はフェラーリ・５１２ＴＲのヘッドライトを閉めた状態のデザインが大好きなのですが、ヘッドライトを点けた状態のデザインがあまり好きではありません。これはフェラーリ・Ｆ４０にも言える事なのですが、Ｆ４０よりも５１２ＴＲの方が自分のガレージに収まる可能性が高いので気になってしまうのは５１２ＴＲなのです。たまに５１２ＴＲ画像を見るのですが、見るたびに「自分で買う事があったら、固定ライトとかに改造すべきなのだろうか・・・？」と言う、「今は絶対に考える必要の無い事。」を考えてしまいます。順番的に言うとランボルギーニ・ディアブロの方が先に欲しいので、５１２ＴＲは早くても５年以上後と予想されるため、今はまったく考える必要はないのになぜか考えてしまうのです。ちなみに純正で固定ライトになったフェラーリ・Ｆ５１２Ｍはデザイン的に好きではないので、どうしても５１２ＴＲで納得行かない場合はフェラーリ・５５０マラネロに行きそうな気がします。このような「実現されるのはまだまだ先な上に、実際にその車種にするかどうかも解らない。」と言う車の事を真剣に考えるのは、人生でベスト３に入るレベルのムダな時間である事は理解しているのですが、それでもなぜか考えてしまうのです。良く言えば「モチベーションを維持するために必要な時間。」なのですが、実際は「どうすればさらに早く目標を到達出来るか？」を考えた方が早いんですけどね・・・

ＮＡ１８００ｃｃくらいまで。

本日車友達のＭさんが遊びに来ていたのですが、色々話をしているうちにセカンドカーの排気量の話になりました。私は個人的に「セカンドカーは２０００ｃｃくらいまで。」と思っており、Ｍさんも以前までは同じ考えだったのですが、「最近は２０００ｃｃまでではなく、１６００～１８００ｃｃまで。」と言う具体的な範囲になっているようです。ちなみにＭさんは今までに３０００ｃｃまでのターボエンジンのスポーツモデルを何台か乗ってこられており、その中にはもちろん２０００ｃｃのターボモデルもありました。現在はトヨタ・スープラ（ＪＺＡ８０）が愛車なのですが、「今セカンドカーを選ぶなら、ホンダの１８００ｃｃくらいが欲しくなっている。」との事でした。過去にはスープラとスバル・フォレスターと言う、「メインもセカンドも両方ハイパワーターボ。」と言う組み合わせもあったのですが、最近は「ワインディング等を高回転で楽しめるＮＡエンジンも楽しそう。」との事でした。考えてみれば私も比較的セカンドカーはターボモデルが多かったので、ホンダのＶＴＥＣエンジンにはかなり興味があります。考えてみれば丁度先日入った、ホンダ・バラードスポーツ・ＣＲ－Ｘ・Ｓｉの使用用途が不明のままですので、現在のセカンドカーであるスバル・アルシオーネＳＶＸが売れたらセカンドカーにするのも楽しそうです。アルシオーネＳＶＸはスポーツ走行も楽しめますが、個人的にはスポーツ走行よりもクルージングの方が楽しかったりするのです。バラスポをカスタムしちゃっても良いのですが、これ以上セカンドカー増やしても仕方ないですからしばらくは我慢です・・・

無理に頑張らない。

昨日は「２０１８年最強の台風。」と呼ばれた台風２１号の強風で、軽自動車が浮き上がったりトラックが横転したりする事故が相次いだそうです。橋の上では強風に飛ばされて軽自動車が海にそのまま落ちそうになったり、風に煽られて片輪走行状態になったりとかなり危険な強さの風だったようです。あちこちで軽自動車やトラックが倒れる動画が掲載されていたのですが、なぜかそのような動画を見て「やっぱり軽自動車は危ない！」と言う方がちらほらいるようです。理由は主に「軽自動車は小さくて軽いから危ない。」的な感じらしいのですが、一緒に大型トラックまで倒れている理由はどうやって説明するつもりなのでしょうか？ちなみに当然ですが「全高が高くて風の影響を受けやすい。」と言う理由が、大型トラック等の重量級の車まで倒れた理由です。毎回思いますが、こう言う災害が発生した時に「もっと重い高級車なら安全だ！」とか「スズキ・ジムニーみたいな本格的なオフロード車だったら大丈夫だった。」等色々な議論が飛び交うのですが、個人的にはどんな車種でも「安全な場所で動かない。」と言うのが１番だと思います。「安全な場所。」と言うのは「危機に晒されている要因が防げる場所。」だと思いますので、風が強ければ風の当たらない場所、水が迫っているなら高台となります。今回のように風が強い台風だったら、コンクリートで囲まれた駐車場や風を防いでくれる建物の脇等が安全だと思います。「仕事があるから動かないでいるワケには行かない！」と言う方は仕方無いのかもしれませんが、どの道「仕事で急いでいるから強風だけど出発する！」と思って出発し、トラックごと横転したら会社からは怒られる（こう言う日に仕事をさせる会社は何があっても怒る傾向にあります。）と思います。同じ怒られるでも「危険が過ぎるまで安全なとこにいて、遅れた事によって怒られる。」のと、「無理して出発して、事故を起こして怒られる。」のとでは内容が違うと思います。まして後者は場合によっては自身の命も危険に晒す事になりますので、このような災害の日は無理に頑張らない方が後々自分にプラスだと思います。