無理に頑張らない。

昨日は「２０１８年最強の台風。」と呼ばれた台風２１号の強風で、軽自動車が浮き上がったりトラックが横転したりする事故が相次いだそうです。橋の上では強風に飛ばされて軽自動車が海にそのまま落ちそうになったり、風に煽られて片輪走行状態になったりとかなり危険な強さの風だったようです。あちこちで軽自動車やトラックが倒れる動画が掲載されていたのですが、なぜかそのような動画を見て「やっぱり軽自動車は危ない！」と言う方がちらほらいるようです。理由は主に「軽自動車は小さくて軽いから危ない。」的な感じらしいのですが、一緒に大型トラックまで倒れている理由はどうやって説明するつもりなのでしょうか？ちなみに当然ですが「全高が高くて風の影響を受けやすい。」と言う理由が、大型トラック等の重量級の車まで倒れた理由です。毎回思いますが、こう言う災害が発生した時に「もっと重い高級車なら安全だ！」とか「スズキ・ジムニーみたいな本格的なオフロード車だったら大丈夫だった。」等色々な議論が飛び交うのですが、個人的にはどんな車種でも「安全な場所で動かない。」と言うのが１番だと思います。「安全な場所。」と言うのは「危機に晒されている要因が防げる場所。」だと思いますので、風が強ければ風の当たらない場所、水が迫っているなら高台となります。今回のように風が強い台風だったら、コンクリートで囲まれた駐車場や風を防いでくれる建物の脇等が安全だと思います。「仕事があるから動かないでいるワケには行かない！」と言う方は仕方無いのかもしれませんが、どの道「仕事で急いでいるから強風だけど出発する！」と思って出発し、トラックごと横転したら会社からは怒られる（こう言う日に仕事をさせる会社は何があっても怒る傾向にあります。）と思います。同じ怒られるでも「危険が過ぎるまで安全なとこにいて、遅れた事によって怒られる。」のと、「無理して出発して、事故を起こして怒られる。」のとでは内容が違うと思います。まして後者は場合によっては自身の命も危険に晒す事になりますので、このような災害の日は無理に頑張らない方が後々自分にプラスだと思います。