真の能力って何だよ・・・

先日行われたモスクワ国際モーターショー２０１８で、ロシア車ブランド「アウルス」の初市販モデルであるアウルス・セナートが発表されました。こちらはプーチン大統領専用車のベースモデルで、大統領専用車はセナート・リムジンと呼ばれる特別仕様となっております。セナート・リムジンはアメリカ大統領専用車であるキャデラック・ワンと肩を並べられるレベルの造りとなっており、ＮＡＭＩ（中央自動車エンジン科学研究所）は「キャデラック・ワンよりも速く加速でき、地球上の全ての車の中で最も安全だ。むろん真の能力は国家秘密だが。」と、何か恐怖を感じるコメントしています。個人的にロシア車はワイルドでシンプルなイメージが強く、ラーダ社やウァズ社の個性的なデザインは無骨でカッコイイと思います。またロシア車はデザインの変化が無い事で有名で、ラーダ・ニーヴァやウァズ・３９０９等は「走るシーラカンス。」等と表現されるレベルで変化がないそうです。


上記のようなネタ画像が出来てしまうくらいにデザインに変化の無かったロシア車ですが、今回のセナートを皮切りに本格的にロシア車の改革を考えているのかもしれません。個人的には現在の人気車種の流れを考えると、クラシック色の強い昔のデザインをそのまま使っているロシア車は、「このまま変えなくても良いのでは？」とも思ってしまいます。先日、カラシニコフ社が発表したＣＶ－１と言うコンセプトカーもそうでしたが、ぜひクラシックな味わいと現代のデザインを上手く融合させてカッコイイ車を造ってもらいたいと思います。