結構狙い目。

「３ペダルマニュアルトランスミッションである。」と言う条件だけで高値が付いてしまう異常な状態が続いている中古車市場ですが、良く考えてみると「この車がこの値段は安いのでは？」と思える車種があるのも事実です。最近個人的に「この車は狙い目なのでは？」と思えるのが、アウディ・Ｒ８です。初代Ｒ８は３ペダルマニュアルが設定されており、台数は少ないですが中古車も何台か流通しております。４２００ｃｃのＶ型８気筒エンジンを搭載したモデルの相場は、９００万円前後とスペックを考えると「かなり安い！」と思えるような状態なのです。最大馬力は４２０ｐｓで最大トルクは４３．８ｋｇｍ、最高速度は３０１ｋｍ／ｈと完全にスーパーカーのスペックとなっているので、動力性能的に不満を覚える事は皆無だと思われます。高剛性ボディとフルタイム４ＷＤのおかげで普通に乗っていれば通勤等にも使える快適さですし、踏めば異次元の走りを堪能出来ます。もちろん９００万円と言う価格は決して「安い！」と言える金額ではありませんが、このレベルのスーパーマシンが９００万円と考えると個人的には「安い！」と言えると思います。問題は絶対的に個体数が少なく、ボディカラーや装備に拘っているといつまで経っても買えないと言う事くらいでしょうか？ちなみにＶ型１０気筒エンジンになった２００９年以降のモデルは、１５００万円前後と言う相場になっている上にＭＴの固体はほとんど流通していませんので、こちらを検討されている方はＶ８モデルよりも辛抱が必要になって来ると思いますのでご注意下さい。

１番は何なのか？

気が付けば初期型のダイハツ・コペンが発売されてから１７年が経過しようとしています。初期型のコペン（Ｌ８８０Ｋ）は現在も非常に人気がある車種なので、かなりの台数が現存しているせいか、目にする事も多いためあまり古さを感じません。しかしどんなに人気があろうと１７年前の中古車ですので、当然それなりに色々トラブルは発生します。先日もある激安コペンを購入した車友達が電動ハードトップの修理の相談に来ましたが、かなりの金額の見積もりが出ました。コペンはかなり複雑な動きの電動オープンシステムを採用しているのですが、動きを制御する電動油圧ポンプが壊れる事が多いのです。こちらをディーラー等で修理すると、簡単に２０～３０万円の修理見積もりが出て来ます。もちろん中古パーツ等で修理すればもっと安くなりますが、それでも１０万円近くはしてしまうレベルです。こうなると最終手段で出て来るのが「電動ハードトップの手動化。」なのですが、こちらは５万円前後の費用で出来ます。激安の固体を購入される方はやはり資金的に厳しい方が多く、今回の車友達も「１番安いなら手動オープンで！」となったのですが、個人的に気になったので「本当に手動オープンで良いの？手動ならホンダ・ビートとかスズキ・カプチーノとかと同じだし、コペンの良さが無くならない？」と聞くと、「言われてみたらそうですよね・・・」と２人揃って悩んでしまいまいた。もちろん人によって考え方は違うので何とも言えませんが、私はコペンの魅力は「素早く手軽にオープンを楽しめる上に、耐久性や防犯性も抜群な電動ハードトップ。」であると思っているので、手動になってしまった時点でカプチーノの方が欲しくなります。今回の車友達も似たような考えだったみたいで、「ちょっと色々考えます。良いアドバイスをありがとうございます。」と言って帰られました。自身の予算内での修理計画は非常に大切ですが、「自分が今の愛車に何を求めて買ったのか？」も計画の中に入れる事も大切だと思います。

なぜか結構逢う。

「生産台数５８８４台中、現在実動出来る固体は数パーセント！？」等と言われ、「超希少車」の称号を欲しいがままにしているスバル・アルシオーネＳＶＸですが、ここ数日で「再生産でも始めたのか！？」と思うようなレベルで遭遇しています。この１週間で４台くらい遭遇したのですが、どの固体も普通のエリア（私の自宅のような趣味性の高い車がツーリング等で集まるような場所ではない普通の市街地エリア。）ですれ違ったり、駐車しているのを発見したりしました。以前にもブログで紹介しましたが、アルシオーネＳＶＸはポルシェ・９１１ターボ（９９３）の生産台数５９３９台よりも少ないので、感覚的には９９３ターボの方が遭遇率が高くてもおかしくはありません。また９９３ターボの方が圧倒的にファンも多いので現存する固体も多いと思われますし、休日くらいはそこそこ遭遇しても良い気がするのですが、全然遭遇しないのでちょっと不思議な感覚になります。ちなみに遭遇したアルシオーネＳＶＸはすべてとてもキレイな状態で、オーナーさんの拘りと愛情を見た瞬間に理解出来るコンディションでした。アルシオーネＳＶＸも９９３ターボも、今後は減る一方で増える事は決して無い車ですので、ぜひ現在所有されいる方は今後も大切にしてもらいたいと思います。そう言えば近日中に１台９９３ターボが入庫する可能性がございます。現状ではまだオーナーさんが売るかどうか迷っているので、販売車両になるかどうかは確定されていませんが、もし興味がある方がいれば話だけは出来ますのでお気軽にご連絡頂ければと思います。

当然新しく対策を。

昨日機関維持走行中に食事に寄り、戻って来てみると上記画像のようにいつも以上に刺激的スタイルになっていました。「どうすりゃこんな状態になるんだ？」と思いながらも応急処置をして帰宅し、修理のために色々調べてみると「さすが昔のポルシェ！」と言いたくなるような仕組みになっていました。


上記画像はナンバープレートホルダーを上から見たモノです。１番下に写っているのがナンバープレートホルダー、その上の黒いボックスのようなパーツがナンバープレートホルダーとバンパーを固定しているパーツです。仕組みは非常に単純で、黒いボックスから出ている白いパーツをネジで締める事によって白いパーツが中で広がり、ホルダーを固定すると言う仕組みになっています。ぴんぽるが発売された時はまだアウトバーンは速度規制が無かった時代ですので、２５０ｋｍ／ｈオーバーで走れる車のナンバープレートホルダーが、この小さい白い樹脂パーツ２つで支持されていた事になるのです！


今回はこの白い樹脂パーツの劣化が原因で中での広がりが甘くなり、何かの衝撃で飛び出してしまったのではないかと予測されます。さすがにこのまま白い樹脂パーツを新品にするだけでは不安ですので、何か対策をしてから修理しようと思っています。ちなみにナンバープレートホルダーを久しぶりに外したので、下の部分はかなり汚れていました。


ここの部分はナンバープレートホルダーを装備していると洗車時に手が届かないので、今回は良いチャンスと思って徹底的にキレイにしてやりました。どうせ隠れる部分と解っていても、きちんとキレイになっているのは気持ちが良いですね！

もうすぐ１周？

２０１９年１月と２月の小型車、普通車登録台数ランキングを見ると、トヨタ・Ｃ－ＨＲが依然としてＳＵＶのトップらしいですが、登録台数は昨年に比べて２０％以上も減ったそうです。２０１８年もＣ－ＨＲは対前年比が３５％減っていますので、かなりの勢いで販売下降が続いている事になります。同じように他のＳＵＶも下降が続いており、トヨタ・ハリアーは１５％、日産・エクストレイルは３０％、スズキ・クロスビーは２０％も対前年度比が減っています。もちろんロールスロイス・カリナンやランボルギーニ・ウルス等の超高級車種は、また別の客層ですので動きは違うと思いますが、一般的なＳＵＶはブームの終わりが見えて来たように思えます。こうなると「次はどんな車種が人気になるのか？」を予想してみたくなります。個人的には今までの流れから考えると、そろそろすべてのタイプが１回は人気になった気がするので、普通の４ドアセダンタイプややクーペタイプの人気が戻ってもおかしくないような気もします。まぁ現在は「４ドアクーペ」や「ＳＵＶクーペ」等の、色々なジャンルを取り入れたタイプもあるので分別が難しいですが、そろそろ「そこまで車高の高くない車。」の人気が戻っても不思議ではないのではないでしょうか？ミニバンやＳＵＶ、トールワゴン等の室内空間の広いモデルが立て続けに人気でしたが、最近は「そこまで室内広くなくても良いんじゃない？」と思う方も増えて来たようですし、また昔のような普通の高さのセダン等が人気になったらちょっと嬉しいですね！