ぴんぽるとの日々です。なるべく更新するようにしてますがたまに更新できない時もあります・・・
車に乗っていると色々な部分から、造り手の車に対する姿勢を感じる事が出来ます。ステアリングのダイレクト感やエンジンの味付け等の走りに関する部分や、内装や安全装備等のユーティリティに関する部分まで様々です。個人的に、初めて乗る車で1番最初に感じる部分はシートです。まずドアを開けた時に手に伝わる感覚で色々な事を感じますが、シートに座った時に確信に変わります。ドアを開けた時にそれなりのボディ剛性を感じる車は、やはりシートもそれなりの硬さを感じるスポーツ系の車が多いです。しかし、中には「造った側の方向性が解らない!」と思うシートもあります。1番感じるのは我が愛車のぴんぽるを含む、空冷エンジンのポルシェ・911シリーズです。ナロー、930、964、933は基本的な造りはほぼ一緒です。エンジンルームもほとんど変わっていないので993のエンジンをナローに積む事も比較的簡単に出来ます。この時代のポルシェは「ル・マンは最高のショールーム。」と言うくらいに走りに自信を持っていて、実際走りに特化したメーカーでした。しかし、走りを主張すると同時に市場でのシェアを増やしたいと言う気持ちもあったのでしょう。結果、非常に「走り」と「快適性」が混ざった造りになっている気がします。ボディやエンジンはそのままル・マン24時間レース等のベースに使えるくらいのレーシーな造りでありながら、内装等はスポーツ性よりもラグジュアリー性が優先された造りになっています。シートはホールド性があまり無い通常の形状ですが、とても豪華なフルレザーの電動シートです。さすがにメーター等は走りに対する重要な順番に大きく、見やすい位置に設置されていますが、メーターフードを含む内装は、ほぼすべてがレザーでかなり豪華です。個人的にレザーの品質と雰囲気はとても好きなので、大歓迎なのですがスポーツカーでありながらシートのホールド性が良くないと言うのは好きではありません。現代のポルシェ・911GT3(991)等のようにフルレザーのバケットシート等を装備してもらえたら嬉しかったです。空冷シリーズのスポーツモデルは最初からレザーのフルバケットシートが装備されています。しかし、カレラやターボにはホールド性の良くない通常のシートです。これはなぜか?それはやはりポルシェ自身が、この年代の911を「高級なグランドツーリングカー。」として売りたかったからではないでしょうか?長距離のツーリング等になると、やはりホールド性よりも快適性が求められます。となるとやはりシートは肉厚な重厚感が必要となるでしょうし、リクライニング出来ないフルバケットシートは対象外となります。結果、フルレザーの電動シートで重さが約25kgと言う、走りには嬉しくないスペックとなってしまったのです。正直な話、同年代のスバル・インプレッサ(GC8)のシートの方がホールド性は上だと思います。座った瞬間のシートの硬さとホールド性を感じると「インプレッサの方が走りを考えているのでは?」と思ってしまいます。もちろんラリーベースの車とグランドツーリングとして造られた車を比べても仕方ないのですが、走りが大好きなポルシェだからこそ「もうちょっと何とかならなかったのか?」と思ってしまうのです。ぴんぽるに乗ると「走りを強調したいんだけど、NSXに販売台数を取られたくない・・・」と言うジレンマのようなモノを感じます。結果、シートや内装と車自体の造りがズレた車になってしまったのではないでしょうか?個人的に1番の原因は、フラッグシップのグランドツーリングカーとなる予定だったポルシェ・928が大失敗したので、964に928の分まで頑張らせたのがいけなかったのではないかと思っています。928が予想通り売れていたら、964はもっとスポーティな造りのまま出せたのではないでしょうか?熱をこもらせる上に、オイル漏れの発見を遅らせると言うマイナスしか生まないアンダーカバー等は思いっきりNSXの静粛性を意識して装備されたパーツです。個人的に「当時のポルシェは倒産の危機を抱えていたので、正常な判断が出来なかったのではないか?」と感じる事があります。アンダーカバーもそうですが、NSXのような静粛性はポルシェに必要だったのでしょうか?同年代のフェラーリ・F348なんかは思いっきり静粛性を無視した排気音ですが、きちんと販売台数は出ています。「販売台数増やさないと会社がヤバい!」と言う恐怖感から、本来ならいらない部分をたくさん付け加えてしまったのでしょうか?しかし、そんな危機的状況から生まれた964もまだまだたくさんのポルシェファンから愛され続けているのを見ると「迷走してた時代でもやっぱりポルシェ!」と思うのです。今後も時代や方向性が変わっても「どの時代の車もやっぱりポルシェだね!」と感じさせる車を造って行って欲しいですね!
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嬉しい事に2月と3月は1回づつ夜中に首都高速でドライブを楽しむ事が出来ました。自宅近辺が凍結されていたのと忙しかったのとで、かなり久しぶりな首都高速でしたがとても気持ち良く走れました。やはり一般道で機関維持のためにフルブーストかけるのと、高速道路で高速域からブーストかけるのでは全然違います。どちらも機関維持のためにはとても重要な事なので定期的にやった方が良いと思います。今回も仕事のついでだったのですが、ぴんぽるで首都高速に乗ったとなれば普通に通過するだけで済むワケがありません。芝浦PAや辰巳PAに寄って愛車を眺めてニヤニヤしたり、トンネルに入ると窓を開けて排気音を楽しんだりといつもの儀式を存分に堪能しました。そしてPAで休憩している時に気が付いたのですが、私が走った日は平日だったのにも拘らず結構な台数の趣味車がいました。車種を見るとスバル・インプレッサやトヨタ・チェイサー、スズキ・スイフト等の3000cc以下の車が多かったです。私が昔、毎週のように首都高速でドライブしていた頃は日本車では日産・スカイラインGT-Rやトヨタ・スープラ、輸入車だとポルシェ・911やフェラーリ・348等の大排気量の車が多かったのですが、最近は中排気量の車が多いのでしょうか?私は平日に行ける事が多いので、休日の状況は知りませんが個人的にそんな感じがしました。また、今の首都高速で走行中に遭遇するスポーツ系の車を見ていると、速さよりも自分の愛車との語り合いを楽しんでいるようにも見えます。私も同じような楽しみ方なので知らない方でも一緒に走っているととても楽しいのです。考えてみたら、深夜の高速道路は交通量も少ないので自分の愛車を深く知るのには最高のコースです。日常の乗り方では解らない事も解りますし、交通量が少ないので事故等に巻き込まれる危険性も少ないです。時代と共に走る車も楽しみ方も変わっていますが、楽しむと言う点では一緒です。私はたぶん古い部類に入るのでしょうが、車に対しての楽しみだけは今後も変わらずにいたいですね!
最近はぴんぽるに乗るのが朝6時前後の時間帯が多いのです。早朝のまだ寒い空気の中、渋滞の無い(まぁもともと渋滞とはほぼ無縁なエリアですが・・・)ワインディングを空冷サウンドを楽しみながらドライブするのは至福の時間です。この時期の6時は丁度、朝日が昇るくらいの時間なので山や湖が日の光に照らされながら明るくなって行く、美しい瞬間を楽しめます。美しい景色の中を愛車でドライブと言う最高のシチュエーションなのですが、1つだけ注意しないといけない事があります。それはトンネル等から出た瞬間の逆光です。結構軽く考えている方が多いのですが、トンネル等の出口で一瞬でも視界が完全に白くなると言うのはかなり危ないです。知っているコースならまだ良いのですが、知らない道でトンネルから出た瞬間に視界を奪われたら、次のコーナーが右か左かも解りません。当然、落下物や故障や事故で停車している車も見えないので、自身も事故に遭う可能性が高いのです。これだけキケンな事なのですが、なぜかみなさん逆光を軽視しがちです。車にはサンバイザーが装備されていて、これを降ろせば大抵の逆光は防げるのですが下げない方が多いです。ちなみにサンバイザーは装備していないと車検に通りません。やはり国も逆光によって遮られる視界の危険性を理解しているのでしょう。確かにそこまで頻繁に使う装備ではありませんが、ちょっと頭上のバイザーを下ろすだけですので面倒臭がらずにきちんと下ろした方が安全です。こんな小さな手間を惜しんで愛車が事故に遭ったら最悪です。ちなみにぴんぽるが装備しているヘッドアップディスプレイにはきちんと専用のバイザーが装備されています。毎回車検の度に、ヘッドアップディスプレイを外すような事はしなくて良いので安心です。気分的には「ちょっと眩しいな?」と言う程度かもしれませんが、事故が発生する確率はちょっとでは済まないと思います。「何でバイザー下ろす手間すら惜しんだのだろう・・・」と事故を起こした後に後悔しないように、きちんと普段から活用するクセを付けておくと事故率はさらに減ると思います。
ここ数年、ニュルブルクリンクのFF車最速に日本車がランクインする事は無かったのですが、ついにホンダがやってくれました!当然そのマシンの名はホンダ・シビックタイプR!以前に「ニュルブルクリンクのFF車最速の座を取り戻す!」と宣言していましたが、見事に実行してくれました!日本人としてはちょっと悲しいですが、シビックタイプRは3代目になるFD2以降はすべて欧州版の逆輸入の限定車です。2009~2010年に販売していたFN2も限定でしたし、今回の新型も1000台限定のようです。気になるスペックは2000ccのVTECターボエンジン!禁断のチューニングと言われたVTEC+ターボの組み合わせをホンダ自らがやってくれました!最大馬力は310ps、6速MTでトップスピードは270km/h!FF車の弱点であるトルクステアを大幅に減らすアダプティブダンパーシステムなどを開発したり、ブレンボのブレーキを採用したりと本気の造りとなっているようです。ちなみにニュルブルクリンクのタイムは7分50秒63!数字だけ聞くとあまりスゴさが解らないと思いますので近いタイムで解りやすい車をご紹介しましょう。まず、7分52秒のフォード・GT。昔にル・マン24時間レース等で数々の伝説を残したフォード・GT40の現代版です。2005~2006年に1500台限定で販売され、5.4リットルのV型8気筒エンジンにスーパーチャージャーを組み合わせ、最大馬力558ps、最大トルク69.13kgmを叩き出す現在の水準で見ても充分スーパーカーと呼べる1台です。次にランボルギーニ・ガヤルドLP560-4。5.2リットルのV型10気筒エンジンから最大馬力560馬力、最大トルク54kgmのこれまたスーパーカー。この両車最高速度は300kmオーバー、新車価格2000万円を超えるスペシャルマシンよりも新型シビックは速いのです!そして気になるお値段は450万円程度との事。私達のように新車のEK9が170万円から買えた事を知ってしまっている世代からすると「シビックで450万円!?」とちょっと驚きますが、ニュルブルクリンクでの同レベルのタイムの車を見ると、逆に「安い!」と感じると思います。今回のタイムはこちらのサイトから引用させて頂きましたのでお時間ある方はご覧下さい。新型タイプRの前後は数千万円どころか億単位の金額の車が並んでいます。しかし、個人的にこのサイトは微妙な気がします。なぜなら我が愛車のぴんぽる、ポルシェ・911ターボ(964)が157位、8分8秒71にいます。「そんなモンなのかなぁ・・・」と思いつつ、下を見て行くとこのサイトの数字が本当かどうか怪しくなる車を発見しました!それは164位、8分9秒30にいるポルシェ・911GT2(993)!!この時代はポルシェが純粋に走りバカだった時代です。走りバカのメーカーが造った、メーカー純正チューンドと言われた911GT2が通常の911ターボ(しかも先代モデル。)に負けるでしょうか?どんどん下を見て行くと同じように感じる車達がたくさんいます。このサイトの信頼性はともかく、新型のシビックタイプRはスーパーカーと呼べるレベルの走行性能を持っている事は間違いないようです。
新車が売れてくれないと困るポルシェ本社の期待とは裏腹に、空冷ポルシェの人気は留まる事を知りません。パーツが値上げされたりして、維持が困難気味になるのもお構い無しに乗り続けるファンは非常に多いです。そんな空冷ファンの意地のようなモノに諦めが付いたのか知りませんが、ポルシェがある魅力的なアフターパーツを発表しました。それはほぼすべての空冷911に搭載可能なナビゲーションシステムです。993までのモデルはオーディオユニットの上のエアコンの吹き出し口が出っ張っているので、モニターが可動する1DINタイプのモノでも、かなり前まで引っ張らないと取り付け出来ませんでした。横から見るとモニターユニットが5cmくらい出っ張ってしまっているので、見た目的にあまり好ましくないと評価されるオーナーさんが多かったのです。しかし、今回発表されたモノなら純正のオーディオスペースにそのまま入りますので、見た目的にも非常にスッキリしますしクラシックな内装の雰囲気も保てます。しかし、純正の雰囲気を優先したため、画面は3.5インチとかなり小さめです。スマートフォンよりも小さいので、画面を見て道順を理解するのではなく、音声案内をメインで使った方が安全な感じがします。そして気になるお値段は16万円と微妙な数字です。日本でナビシステムと言うと、大きい画面で道案内だけでなく、DVDや音楽を楽しむと言う総合的なオーディオ的な使い方を好む方が多いので、画面の大きさがネックになりそうです。しかし、USBやSDカード、スマートフォンとの連携等の音楽関係の機能は充実しているみたいなので「ナビと音楽だけ使えれば良い!」と言う方には良いかもしれません。最後に残念なお知らせですが、今回ご紹介したナビは日本では使えないそうです。しかし、今まで空冷の新しいパーツに消極的だったポルシェが、ここまでしてくれた事を考えると日本に対応したモデルも追加されるかも知れません。日本の空冷ポルシェのオーナーさん達のアツい想いが届く事を祈ります。ついでに、ポルシェ本社がもっと空冷のパーツを安くしてくれる事も祈りたいと思います!
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プロフィール
HN:
ぴんぽる
HP:
性別:
男性
職業:
色々です。
趣味:
車、バイク、楽しい事。
自己紹介:
1992年式のポルシェ・911ターボ(964)との毎日をご紹介します。詳しい維持費や仕様、バイク等の話題はホームページの方に掲載しておりますので合わせてご覧下さい。みんカラもやってますのでよかったらリンクからどうぞ!
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